2015年1月3日土曜日

古い革の再利用をしてみる(パスケース編1・完結)


ウェブで革細工についていろいろ調べていたときに、
「革はとても長持ちし、縫いなおすことで後からカスタマイズも可能」
みたいなことを見つけました。

そういえば、昔作ったパスケースを、今回買った新しい革で作り直すことはできるかなと思い、ちょっと試してみました。
パスケースはおそらく小物づくりの中で最も簡単な構造だと思います。基本的に切って縫うだけ。折って合わせるとかもありません。

で、分解して再度組み立ててみました。
ビニールの窓が空いている部分は再利用。それ以外の部分は、今回買ったオレンジと茶色のオイルレザーを新しく採用。
今回、ちょっと意識してみたいのが「コバ磨き」。ツルッツルに仕上げてみたく思います。

貼り合わせ後、革包丁で揃えるように切ります。
次に紙ヤスリを160番>240番>400番>800番と順番にかけていきます。
最後にトコノールを塗って、半乾きのところから布やコーンスリッカーでめっちゃ磨きます。必死で磨きます。

そうしていくうちに、
コバが割れていく・・・?あれ?キレイになってない?

コバが割れるっていうのが、革を3枚ほど重ねて縫ってますよね。その縁を固いものでゴシゴシこすっているので、潰れていくんですね。場所によっては、革がめくれたりするんですね。力の入れすぎなんですかね(´・ω・`)

もう一回、トコノールを塗り直して、今度は側面に力をいれ過ぎず磨いていくと、そんなに潰れずにいけた感じです。感じですが。
うーーーーーーーーーーーーーーん、難しいなぁ。
別に漆黒の高級革財布みたいなテッカテカにはならなくてもいいんだけど、なんか納得できる感じじゃないなぁ。それに、今回は革の色も黒・オレンジ・茶色と3色あり、コバも3色になっているのも、カッコイイとはいえないなぁ。

と、導入したのがコバコート(写真はまさに塗っているところ)。
しかも、赤www
ええ、あまり上品でないのはわかっていますよ。まだ色を増やすのかと。
でも、知りたかったんです。黒革のコバでも赤になるんかと。どれくらいの被覆力があるんかと。
結論としては、かなり赤です。もう1回重ね塗りしたら、完璧な赤になるでしょう。やりませんけど。

ちなみに、塗り方だけは納得いく方法を体得できました。
写真のように綿棒でくるくるっと回しながら塗る方法です。筆みたいなので伸ばすとなんかムラになりそうです。ええ、綿棒でもちょっとはムラにはなるんですけど。

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