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2015年1月27日火曜日

コバが気に入らない&マチが難しい(名刺入れ兼パスケース1・完成)


おとといの日曜と今日(通院兼ねてお休み)を使って、名刺入れを作りました。
あまり外回りのお仕事をしないせいか、名刺入れをよく忘れがちです。だいたい、モノをあれもこれもと持つのが元々好きでないようで。よって、名刺入れと定期入れ・運転免許証を1つに統合しようということに。
写真右側のポケットは定期と免許証を入れるための薄いものに。左側は、名刺を20枚ほど+もらった名刺をいれるポケット2つにしました。

型紙作るところからだと、6時間ほどかかったのでしょうか。今までいろいろ作ってきたので、革を切る・縫うぐらいのことは少し慣れてきました。しかし!

コバが気に入らない

比較的テカテカになっていますし、ほどよく丸みもつけられています。革が2枚重なっているところは、布で磨きながら爪を使って角をつぶしながら磨いています。でも、3枚ぐらいになると爪でつぶす程度では物足りない気がしています。ううむ、ヘリ落としが必要かなぁ。
もひとつ気に入らないのが、革と革の間が黒くなってしまっていること。(写真右側手前とか)これは接着剤(Gクリヤー)がはみ出してしまっているんですね。ヤスリで磨く時に取れろー隠れろーと懸命に磨きますが、そもそも分厚く塗りすぎているようで(´・ω・`)反省です。

マチをつけるって難しい

マチとは袋状のものに側面や底面の厚みのこと。カバンぐらいになるとたぶん縫いやすい(たぶん)んでしょうが、小物のマチを縫うとき針は通しにくいし、

そもそも菱目打ち
どうやってやるねん!!(#゚Д゚)ゴルァ!!

今回の製作は、ここに時間がかかりました。
結局、片側にGクリヤーで一旦固定し菱目打ちし、剥がしてもう片方に固定し縫ってから、
先ほどつけた菱目に合いますようにと祈りながら(目印はつけてたけど)、再び貼り合わせる方法にしました。
位置さえちゃんとあえば、穴も空いているので少し針が邪魔だなと思いつつもキチンと縫えました。

革細工・レザークラフトのやり方って、十人十色なんでしょうけど、先輩とか欲しいな・・・

2015年1月25日日曜日

床処理とコバ磨き(おやじから頼まれた、コインケース&キーケース編2)

いきなり順番を間違えていることに気がつきました。
それは、床処理です。床処理とは革の裏面をキレイにする作業ですが、本来おおまかな裁断が終わって、本裁断を行う前に床処理をします。
いや、実際はちゃんと順番通りにしてますが、記事を書く順番を間違えただけです。
(`・ω・´)キリッ☆

床処理にはトコノール

で、写真を撮るの忘れましたwww
要はトコノール(写真右)を床面に塗って、薄く伸ばして広げます。
トコノールは、ワックス・糊・合成樹脂でできているとのこと。要は毛羽立ちを糊でペタッとさせるだけなんですね。

ところで、この作業、最初は知らずに裁断用のカッターマットの上で作業をしていました。当然、トコノールがはみ出て汚すのを防ぐためですが、カッターマットもなんか汚くなる。しかも拭いても、マットの表面がデコボコザラザラなのでちゃんと落ちない!!
そういや、この作業はアクリル板でやるって本にも書いてたな・・・
しかし、アクリル板ってカッターマットサイズともなると以外に高い。そこで考えたのが、100円ショップに売っているA3サイズクリアホルダー(2枚入り)!!これなら安いし、拭いたらすぐキレイになるしで大助かりです。


トコノールを塗って伸ばしたあと、しばらく乾かしますが革が反ってくるのを防ぐため、本来ならアクリル板で押さえますが、僕はA3クリアホルダーを敷いてその上に本やマンガをおいています。

半乾きの状態になったところで、木製スリッカーやプラスチック製ヘリ磨きの平らなところを使って磨きます。そうすると、ツルッツルになってきます。

本裁断をしてからコバ磨き

コバとは、革の裁断面のことをいいます。
これをキレイにするのがコバ磨きです。たぶん、レザークラフトする人はみんな、この作業をしているときは悦に入っていると思われます。キレイにすると見栄えがよくなる他手触りもよくなります。もちろん、革というのは薄い組織が何層にも重なっているので、それがばらけるのを防ぐ効果もあると思われます。

で、これを磨くのに使うのもトコノールです。
革の裁断面にトコノールを塗り、半乾きのところでゴシゴシと磨きます。

革を貼り合わせる箇所は貼り合わせてから、さらに2枚の革を揃えるように革を重ねて裁断して、ヤスリをかけて整えてからトコノールを塗ります。
今回はあまり革が重なるところが少ないので、貼り合わせる前にコバ磨きをしてしまいました。必要に応じて、後からもコバ磨きをしますが、パーツによっては貼り合わせたり塗った後では処理しにくいところがあります。そういうところは先にコバ磨きをしてしまいます。

このゴシゴシ磨くのは「やわらかい布」で磨きます。と本やいろんなブログでも書かれています。そこでいつも僕は思います。

やわらかい布って具体的にどんな布やねん!

だって、どんな布だってやわらかいですやん?おろしたてのフェイスタオルもやわらかいやん?秋祭りに履く?まわしの布もやわらかいやん?
と、結局たどり着いたのは、いつも着ている肌着(イオンのあたたかインナー)でした。ちょうど、年末で「新年迎えるから新調するかー」とゴミ箱にポイしたシャツをレザークラフト用に採用しました。

パーツをキレイにしたら、次は縫い合わせの前処理、念引き・菱目打ちです。

2015年1月3日土曜日

古い革の再利用をしてみる(パスケース編1・完結)


ウェブで革細工についていろいろ調べていたときに、
「革はとても長持ちし、縫いなおすことで後からカスタマイズも可能」
みたいなことを見つけました。

そういえば、昔作ったパスケースを、今回買った新しい革で作り直すことはできるかなと思い、ちょっと試してみました。
パスケースはおそらく小物づくりの中で最も簡単な構造だと思います。基本的に切って縫うだけ。折って合わせるとかもありません。

で、分解して再度組み立ててみました。
ビニールの窓が空いている部分は再利用。それ以外の部分は、今回買ったオレンジと茶色のオイルレザーを新しく採用。
今回、ちょっと意識してみたいのが「コバ磨き」。ツルッツルに仕上げてみたく思います。

貼り合わせ後、革包丁で揃えるように切ります。
次に紙ヤスリを160番>240番>400番>800番と順番にかけていきます。
最後にトコノールを塗って、半乾きのところから布やコーンスリッカーでめっちゃ磨きます。必死で磨きます。

そうしていくうちに、
コバが割れていく・・・?あれ?キレイになってない?

コバが割れるっていうのが、革を3枚ほど重ねて縫ってますよね。その縁を固いものでゴシゴシこすっているので、潰れていくんですね。場所によっては、革がめくれたりするんですね。力の入れすぎなんですかね(´・ω・`)

もう一回、トコノールを塗り直して、今度は側面に力をいれ過ぎず磨いていくと、そんなに潰れずにいけた感じです。感じですが。
うーーーーーーーーーーーーーーん、難しいなぁ。
別に漆黒の高級革財布みたいなテッカテカにはならなくてもいいんだけど、なんか納得できる感じじゃないなぁ。それに、今回は革の色も黒・オレンジ・茶色と3色あり、コバも3色になっているのも、カッコイイとはいえないなぁ。

と、導入したのがコバコート(写真はまさに塗っているところ)。
しかも、赤www
ええ、あまり上品でないのはわかっていますよ。まだ色を増やすのかと。
でも、知りたかったんです。黒革のコバでも赤になるんかと。どれくらいの被覆力があるんかと。
結論としては、かなり赤です。もう1回重ね塗りしたら、完璧な赤になるでしょう。やりませんけど。

ちなみに、塗り方だけは納得いく方法を体得できました。
写真のように綿棒でくるくるっと回しながら塗る方法です。筆みたいなので伸ばすとなんかムラになりそうです。ええ、綿棒でもちょっとはムラにはなるんですけど。