2014年12月30日火曜日

ぐだぐだの中で、よくわからないまま完成・・・(手帳カバー編4・完結)

ここで、本体の片側を袋状に縫えたので、手帳(NOLTY A5サイズ)を差し込んでみました。
うむ、キツくて入らないwww(白目)

これは、以下のことが原因と考えられます。
  1. 先に塗った接着剤の塗り幅が広くて、余計なところがくっついている
  2. 寒さと初めての緊張で、革が萎縮している
  3. 暖房の暑さと初めてつけてもらえる革カバーの興奮で、手帳が膨張している
  4. 型紙を作って裁断した時点で、「あれ?これデカくね?」と革の厚みを考慮せず勝手に目分量でリサイズして革を裁断している
1は確かにそうですが、後からヘラでこすって対処するものらしいので解決します。
2・3は現実逃避。4が一番の問題ですよ。だって、なんかやたら大きく感じたんやもん。これカバンに邪魔にならん?とか思ったもん。

で、ここから引き返すと買った革3,000円近くが無駄になるので、最後に秘奥義を試すことにして、とにかく完成を目指します。

参加することに意義があるというじゃないですか。



ついに縫い終わりました。ここで「コバ磨き」を行います。要は、革の断面(これをコバという)をきれいにすることです。しかし、「きれいな状態」というのがよくわからず、よくわかっていないトコノール(仕上げ材)を塗って、よくわかっていないコーンスリッカー(木製の磨き棒みたいなの)で、ゴシゴシしていました。

すると、ちょっとテカリが出てきたではありませんか!!
よくわかりませんが。

後で調べたところ、コバ磨きは仕上げ材でピカピカにする前に、ヤスリで磨いて革のデコボコをまず平らにするところから始めます。ボコボコのところに、仕上げ材塗って磨いてもある程度ツヤは出ますが、ツルツルにはならないですね。
よくわからない。というのがここでした。ツヤは出たけど、それで?感があったわけです。


さて、ここで最後の秘奥義です。

できた手帳カバーに合わせて、
手帳の中身を切るっ!!

完璧です。まさに、ピッタリの仕上がりです。
もちろん、切ったのは表紙の厚紙だけです。ほんの2ミリ。
手帳を開閉するたびに、革特有のギシギシという擦れる音がします。「ピッチリピチの助」な手帳カバーになりましたが、自分で初めてできたという感動はひとしおです。初めてのおつかいをやり遂げた気分です。



すばらしい!裏には定規をさす穴がある親切設計。
ファンタスティック!表には、名刺を数枚潜ませておけます。


マーベラス!表紙には、書類やツールが挟めます。
思いつきでこういうのをつけたあたりから寸法が狂っています。


で、万年筆ホルダーの底ですが、どうやるかさっぱりわからなかったので、糸でキュッとしばる程度にしました。これだけでも、十分機能は果たしています。

作りが甘いところが、いっっっっっっっっぱいありますが、自分が欲しい機能が備わり、これいらんわ(よくあるカバンの変なところについてるポケット等)というものが一切ない。というのは、使ってて気持ち良いです。うむ、満足。

4枚重ねで縫うのは大変(手帳カバー編3)

やっとこさ、縫う段階に入るんですが、まだ入りませんwww

まずは、パーツ化された革を並べて確認をします。右の写真が実際に並べた様子です。手帳カバーにペンホルダーをつけるため、位置をちゃんと確認しておきたかったんです。

今回のこだわりは、どうせ初めてで粗はありまくりなので、自分にとっての使い勝手のよさを考えました。
  1. お気に入りのLAMY万年筆がちゃんと収まる
  2. 万年筆はキャップと本体が外れてしまわないよう工夫する
  3. カバンにしまっていて、手帳が開き中がグシャッとならないよう工夫する
という点です。1はちゃんと大きさを測ってつくれば問題ないでしょう(後で問題ありと判明するが)。2は実際に起こったことで、カバンの中のあちこちにインクが着くという悲しい思い出があります。これは、本体を収めるホルダーもつくり、こちらには底を設けることで解決(底の作り方に困りましたが)。
3はペンホルダーを上下に2つつけ、左右に分けてつけることで簡易ロックができるようにしました。



さて、いよいよ縫うんですが、革って針でプスーっと通すんじゃないんですね。あらかじめ穴を空けておいて縫います。上の道具が「菱目打ち」ってヤツですが、これを革に当ててガンガン木槌で叩いて穴を空けます。

どれくらい穴を空ければいいのか、まだよくわかっていません。本当は、両端から穴の間隔ができるだけ均等になるよう調整をしながら打つそうですが、初めてではそんなこともわかりません。後から、合わないことに気がつくのですwww


ペンホルダーの部分拡大。何度も抜き差しするので、ホルダーの両端は2回しっかりと縫わないとダメなんだろうな。とは思っていたので、ここはしっかりと端に合わせて穴を空けています。それも、結局裏側は本体の革からズレていてちゃんと固定できていないことに後から気がつきました。みなさん、ちゃんと垂直に菱目を打っているか要注意ですよ(白目)

さて、糸を通します。
布を縫うときのものとはちょっと違います。
簡潔に言うと、糸を縫ってから糸を針に通し、糸を貫く。
というわけです。他のサイトを見たら詳しく載っているので、そちらをご参照ください。
ちなみに、初めて糸を通した時は何事もなくできたのですが、今は70%の確率で失敗します。糸が針からすっぽ抜けるんです。何故かがよくわからず、コツもわかっていません。いつか糸を通す神様が僕に降りてくることを願います。



さて、縫っていきます。革をヒザに挟み、革を立てて縫います。腹筋が必要です。お尻もメッチャ鍛えられます。ガチで次の日筋肉通になりました。
この革を固定する「レーシングポニー(通称:お馬さん)」なるものがあるそうです。いつか買ってみせます。


ちゃんと、ペンホルダーの端は2重に縫いました。ここは、本体を袋状にする部分に加え、ペンホルダーも一緒に縫うので、革が4枚に重なっています。
初めての僕にはなかなかの難所です。上に書いた「菱目打ち」を裏側(手帳内側)からも打ってしっかりと穴を空けておきました。どうなんでしょうね、裏側からも打つのって。ヘタな僕が打つと、表の穴をズラしてしまいそうです。誰かコメントでコツを教えてください。

本当は、この縫う前に接着剤でまずくっつけておくとか、菱目打ちの前にガイドラインを引く「念引き」ってヤツもあるのですが、写真を撮り忘れたので割愛。あまり面白い絵にならないし。どこかで取り上げるかもしれません。

2014年12月29日月曜日

次に裁断だっ(手帳カバー編2)


いよいよ、革の裁断です。今回、初めて革というものを自分で裁断してみます。(以前に作ったのはすでにパーツが加工済みで縫うだけのもの)革を裁断するのは、革包丁なるものを使います。でも、革包丁って高いんですね。カッターナイフじゃダメなんでしょうか?
でも、我流でやるにも、まずは本流をしてっからということで、こんなんでもいいですよ。と本にも書かれてあった「別たち」という道具を使います。違いはよくわかっていません。こ、これ、革包丁の形をしたオルファのカッターですよね?
そもそも、「別たち」という名前の意味もよくわかりません。「別々に裁つ」からでしょうか。オルファにしたら、革専用の道具でもないでしょうしね。「包丁」と名付けると「刃を研ぐ」イメージもあるから違う名前を考えたのかもしれません。
いずれにせよ、値段が安いのと、近くのホームセンターで手に入るのと、替え刃交換で研ぐ必要もないので、これは買いですね。


さて、革を裁つのは「粗裁ち(テキトーに切る)」「本裁ち(真面目に切る)」と2段階に分けて行います。初めてなので、ちゃんと工程を守って切りました。
革を裁つというのは、カッターで紙を切るのと違いますね。その辺、また「革を裁つ」だけで記事を書いてみようと思います。

まずは型紙をつくるところから(手帳カバー編1)


本を読んでいくと、革というものは型紙に合わせて切っていくそうな。
そういや、昔ばあちゃんも服をつくるときにそんな感じだったような気がする。ラッキーなことに、チラシなどのデザインを作るためのソフト「Adobe Illustrator」というソフトがあるので、正確な図面は手描きより手早く作れるのだ。

でも、よく考えるとちゃんと測って定規で革に直接図面を書いた方が早いんじゃないの?とちょっと丸ギリで線を引いてみた。
すると、なんだろう?この感覚は。
少なくとも紙に線を引いてるのとは、異なる。
細い線が引けるわけではないことに気がついた。革をひっかくのだから、細い線の淵に白い線が縁取られる。また、変に力を入れると、革が引っ張られて変形してしまう。

生き物だ。
革製品というのは、かつては生き物だった皮膚を、剥いで裁って縫って作られているんだ。
ちょっと感動して、元の牛さん?(それすらもよくわからずレザークラフトやってます・・・)に合掌。(-_-)人



これは、型紙があった方がいいな。しかも、一度型紙ができた時点でサイズが合うのか確認することもできるしな。そんなこんなで、できた型紙。次は裁断だ。

2014年12月27日土曜日

まずはパスポートケース!といっても、パスポート持ってないんだけど



ふと思い出して、「手縫いで作る革のカバン」の本を手に取った。
今年のお正月は、出かける予定もないし見たい番組もテレビもゲームもなさげなので、クラフトワークに打ち込んでみるか!

と、レッスン作品ページを開くと

LESSON1 パスポートケース

これは・・・持ってないパスポートのケースを作るのも、やりがいがないなぁ・・・
よし、これをA4サイズに大きくしたら、手帳カバーになるに違いない。