記事の公開日が、実際に手を動かしていた日なんだな。なんて思ってください。
さて、前回革の手染めを行ってみましたが、あんまりキレイな色に染まっていませんでした。それが、下の写真。革ってイキモノだしナマモノ(死んでるけど)なもんで、色がよく染み込むところもあれば染み込みにくいところもあるんでしょうね。
グラデーション染のハードルはそんなに高くないぞ!
これを繰り返すこと、3回で鮮やかな空色になってきました!照明の色やカメラやモニタの色補正などなどで若干変わりますが、結構鮮やかになりました。今まででは、これで終了ではなく「グラデーション」なんです。段々色を変えて行くんです。YUHAKUみたいにやってみたいんです。
で、クラフト染料(空色)に、少しクラフト染料(紺色)を混ぜて下から3/4ほど染めてみたのがこれ。さらに、紺色を加えて下から1/2を染めて・・・と最低4段階ぐらいには分けて染めていかないとイメージ通りにはなりそうにないです。
ただ、この実験だけでわかったのは、
- 思ったよりグラデーションはやればできるぞ!
- 思ったより、手加減でムラをコントロールせんとアカンな!
という点でした。あと、何度も水分を染み込ませるので、革がどれくらい縮むものかな???と思っていましたが、せいぜい1〜2%ほどでほぼ無視して良い程度でした。
今回はちょっと革を無駄に使うぞ!
実験で感触をつかめたので、本番用の革で下地から染めていきます。
まずは、ハケを使ってササっと水を染み込ませます。いろんな本にそうしておきなよ。と書いてあったのでやっていただけですが、実験で実感したこともあります。
ヌメ革ってめっちゃ水を吸うんです。いきなり染色するとめっちゃムラができるんです。なので、先に水を含ませていきなりガッツリ色を吸い込ませないようにしておくのが良いのです。
で、空色を塗った1回目。ここで気がつきました。
初心者はハケではなく、布を使って小さな円を描きながら少しずつ染めるが吉ってどこかに書いてあった気が・・・ご覧の通り、めっちゃハケで塗りました!の跡が(´・ω・`)ショボン
しかし、この後何度も重ねて塗るので気にしない気にしない。
で、何が無駄って?
写真を見ての通り、どエラく長い革に切り出しました。通常であれば、革を無駄にしないように、うまくパーツを配置して、各パーツを粗断ちしてから染色します。
しかし、今回の作品は各パーツのグラデーションを合わせて作りたかったので、一旦大きな革のまま染色を施して、その後に粗断ちするというメンドクサイことをしています。
すると、
![]() |
グラデーションを統一するために並べた配置 |
![]() |
革を効率よく使うために並べた配置 |
こんな感じになって、革に無駄が。(´・ω・`)
名刺の一個でも作れそうなぐらいなんですが、大きな半裁のヌメ革を買ったので目を瞑ることに。
そうやって何度も重ね塗りをして染めていくと、
こんな感じに鮮やかに。ムラムラやけど。
さらに、
紺色を足していってグラデーションに。ムラムラやけど。
深海をイメージして塗り込んでいきました。いける!いけるぞぉぉぉぉ!とテンションが上がったところで、次の工程です。
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