2015年8月18日火曜日

芯通しタンニンなめし革ティーポで作ってみた(iPhoneケース縦型・完結編)


前回のパッチワークかばんで、1ヶ月以上「赤」な革を触り続けていたので、気分を変えたくなりました。
それも、赤の補色(反対色)となる




で!!

と、東急ハンズ(職場からの帰りで寄りやすいんです)に立ち寄って、革や道具を物色・・・

そこで出会ったのが「ティーポ」という革でした。
パッチワークかばんでは自分で革を染めましたが、これはすでに染色されています。
しかも、ヌメ革のようにコシもあるし、銀面が滑らか。
何より色がキレイでした。自分で染めるとどうしてもムラができてしまいます。それはそれで味なんですが、今回はそうじゃないものに触れてみたかったんです。

で、一目惚れのようにティーポの緑色を買いました。
後で調べたんですが、ティーポというのは商品名のようですね。でも、これを作っているメーカーさん?タンナーさん?の情報が見当たらないんです。


そうそう、もうひとつ買ったものがあるんです。それは、「へり落とし」。
簡単に言うと、コバ(革の裁断面)の角(へり)を削るための工具です。
構造上、そのためにしか使えなさそうです。最初は、その存在意義がわかりませんでした。だって、今までヘリはヤスリで削って、さらにコバ磨きのときに自分の爪でグイグイ押しながら「ヘリを潰す」ようにして、角を落としていました。

でも、道具があるんやったら一度使ってみたろかと。

使ってみましたが、正直、うまく使えないのでキレイにヘリが落とせませんでした。
何かの機会にまた使ってみます・・・(´・ω・`)ショボン
しかし、ヘリ落としをしていて、あることに気がつきました。

あれ?革を削っても、中まで緑やん・・・

おい、革を裁ったときに気がつけよ!!
というか、それが「ティーポ」の最大の特徴「芯通し(中心まで染色が行き渡っている)」やろ!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛ガッ∑(ノ`Д´)ノ
と当時の僕に言いたい。

そんなこんなで、いつものように、
革を裁って、
磨いて、
縫って、
また磨いて完成。エラくすっ飛ばしたのは、そんなに目新しいこともしてないからです。
しいて言えば、穴をくり抜くのに革包丁ではデカすぎるし、カッターがまた刃が悪いのか切りにくかったです。
そうそう、スマホケースは100円ショップで買ったものを革にゴムのりでくっつけただけです。取れないか、ちょっと心配です。





今回の反省点というか、作ってみてわかったことがありました。

  • 縦型に開くスマホケースをあまり見ないので、これは!と思い作ったけど、ちょっと使いにくいなと。(特に写真を撮るときに、カバーを上に開いて支えなければならない)
今までは、入れ物系が多かったので、あんまり制作の粗(あら)が気にならなかったんだろうけど、手に持って操作する系?はちょっとのことで気になりますね。コバなんかも、ちょっと革が出てると気になってしまいます。
モノづくりって、作ってみて使ってみないとわからないコトだらけですね。

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