2016年12月11日日曜日

初めてのグラデーション染め(システム手帳編・2)

えっと、この記事は思い出しながら書いています。
記事の公開日が、実際に手を動かしていた日なんだな。なんて思ってください。

さて、前回革の手染めを行ってみましたが、あんまりキレイな色に染まっていませんでした。それが、下の写真。革ってイキモノだしナマモノ(死んでるけど)なもんで、色がよく染み込むところもあれば染み込みにくいところもあるんでしょうね。

グラデーション染のハードルはそんなに高くないぞ!

これを繰り返すこと、3回で鮮やかな空色になってきました!照明の色やカメラやモニタの色補正などなどで若干変わりますが、結構鮮やかになりました。


今まででは、これで終了ではなく「グラデーション」なんです。段々色を変えて行くんです。YUHAKUみたいにやってみたいんです。


で、クラフト染料(空色)に、少しクラフト染料(紺色)を混ぜて下から3/4ほど染めてみたのがこれ。さらに、紺色を加えて下から1/2を染めて・・・と最低4段階ぐらいには分けて染めていかないとイメージ通りにはなりそうにないです。

ただ、この実験だけでわかったのは、

  1. 思ったよりグラデーションはやればできるぞ!
  2. 思ったより、手加減でムラをコントロールせんとアカンな!
という点でした。あと、何度も水分を染み込ませるので、革がどれくらい縮むものかな???と思っていましたが、せいぜい1〜2%ほどでほぼ無視して良い程度でした。

今回はちょっと革を無駄に使うぞ!

実験で感触をつかめたので、本番用の革で下地から染めていきます。


まずは、ハケを使ってササっと水を染み込ませます。いろんな本にそうしておきなよ。と書いてあったのでやっていただけですが、実験で実感したこともあります。
ヌメ革ってめっちゃ水を吸うんです。いきなり染色するとめっちゃムラができるんです。なので、先に水を含ませていきなりガッツリ色を吸い込ませないようにしておくのが良いのです。


で、空色を塗った1回目。ここで気がつきました。
初心者はハケではなく、布を使って小さな円を描きながら少しずつ染めるが吉ってどこかに書いてあった気が・・・ご覧の通り、めっちゃハケで塗りました!の跡が(´・ω・`)ショボン
しかし、この後何度も重ねて塗るので気にしない気にしない。

で、何が無駄って?

写真を見ての通り、どエラく長い革に切り出しました。通常であれば、革を無駄にしないように、うまくパーツを配置して、各パーツを粗断ちしてから染色します。
しかし、今回の作品は各パーツのグラデーションを合わせて作りたかったので、一旦大きな革のまま染色を施して、その後に粗断ちするというメンドクサイことをしています。
すると、
グラデーションを統一するために並べた配置

革を効率よく使うために並べた配置
こんな感じになって、革に無駄が。(´・ω・`)
名刺の一個でも作れそうなぐらいなんですが、大きな半裁のヌメ革を買ったので目を瞑ることに。

そうやって何度も重ね塗りをして染めていくと、

こんな感じに鮮やかに。ムラムラやけど。
さらに、


紺色を足していってグラデーションに。ムラムラやけど。
深海をイメージして塗り込んでいきました。いける!いけるぞぉぉぉぉ!とテンションが上がったところで、次の工程です。



部分漉きに改めて挑戦!僕にピッタリの道具は・・・(ビジネス用2wayバッグ・5)

革細工をしていますと、
ちょっとここ、分厚いから薄くしたいな。なんてことがあります。
その作業を「革漉き」と言います。

一部分を漉くことを「部分漉き」
全体を漉くことを「ベタ漉き」と言います。
「ベタ漉き」は大変なので、革屋さんにお願い(数百円でやってもらえるっぽいです)するのがいいようです。
「部分漉き」は自分でやるのが普通なようで、失敗するとザクーヽ(`Д´)ノなんて革を切ったり指を切ったりで、ぶっちゃけ避けてました。

革細工ってナンボほど道具を買わんとアカンねん!?

革漉き器が、1500〜2000円ぐらいするのに躊躇。
ふと、晩ご飯の材料の買い出しで、貝印カミソリを発見。
よし、試してみよう。

ちょっと木槌でトントン叩いて曲げております。


ギョエーーーーー!めっちゃ切れるーーーー!別たちなんか、目じゃねー!
あ、でもすぐ刃がダメになるな・・・しかも、自分の技量にめっちゃ左右される・・・
やっぱり買うか、革漉き器。




ギョエーーーー!すぐ刃がダメになるーーーー!僕のやり方が悪いんかーーーー!
で、ネットでいろいろ調べると、ソフト革にはあんまり向いていないですね・・・。


ヌメ革で試してみると・・・
ギョエーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
やっぱりめっちゃ削げるーーーーーーーーーーーーーー!

とまぁ、目的を忘れて楽しんでいましたとさ。

2016年12月7日水曜日

縫い糸をラミー糸に改めてみました。(ビジネス用2wayバッグ編・4)

僕の愛読書というか、バイブルとも言える、
野谷久仁子氏の著書「いちばんよくわかる はじめての革手縫い」
に記載されていた、糸。メーカーと野谷氏の共同開発で作られたものらしい。

カバンを作るならゼヒと思ってたので、早速購入してみました。

買ったのは、「ラミー特ロー引染糸16/5 50g #24 黄」というもの。


ここで初めて、糸に書かれている「16/5」などの数字の意味を知りました。
「糸の太さ(数字が大きいほど細くなる)/糸をよった本数」
ということです。「16/5」というのはエスコード糸の太に相当します。
僕は手縫いによる手作り感が大好きなので、ステッチが大きく見えるのが良いと思い、糸は太めなのを使っています。

さて、使った感想は、

  • ロー引きされているので、面倒じゃない
  • しかも、誠和のダブルロー引き糸より手がベタベタしない
  • エスコード太より若干細い?(たぶんロー引きされているから)ため、縫いやすい。
という感じです。値段もそんなにバカ高いという感じではないですし、上記の公式サイトからの送料も340円ほどと安いでした。一度使ってみてはいかがでしょう。


2016年12月6日火曜日

久々に革細工再開。今度はシステム手帳だっ!(システム手帳編・1)

ええっと、すみません。
2wayビジネスバッグの記事はまだ未完結です。しかも、完成してから1年ほど経ってる・・・順次思い出しながら書いていきますので、お楽しみに。

さて、久々に始めた革細工は「システム手帳」です。


こちらは、同じ職場のシステム手帳マニアとおっしゃる先輩から借りたもの。アシュフォードの手帳です。写真はバイブルサイズですが、A5サイズのものを作る参考にさせてもらいました。というか、丸パクリもいいところですwww


革は先日の姫路革の市にて買ってきました。ちなみにアルファレザーさんからの、ヌメ革190dsです。ds(デシ)ってのは面積の単位です。10cm×10cmが1dsです。
ちなみに、10,000円〜12,000円ぐらいで売るつもりの革の中に、いろいろ汚れた革が紛れていました。アルファレザーのおっちゃんが
「アカンアカン、混じって一緒に持ってきてもうたがなぁ。」
と言っていたので、すかさず
「おっちゃん、汚れてるからまけてもらえるなら考えるで?」
と結局、8,000円にしてもらいました。

またまた革を染めてみます



で、本日は東急ハンズと100均にも立ち寄っていろいろ買ってきました。
主な目的は、染色。しかも、グラデーション染色に挑戦したいのです。そのきっかけになったのが、この芸術的なグラデーション。







ま、YUHAKUまでいけるとは思えませんが、何事も挑戦です。どうせ使うのは僕です。
まず用意したのが、染色のためのウエス。カタカナで書くとなんのことかと思いますが、ただのボロにした肌着シャツです。これをハサミで適当な大きさに切って、少し持ちやすい形に重ねて縫ってしまいます。特に、畳んだだけのものだと染色している最中に、余計なところに布がバラけて染まるような気がしたからです。

もひとつ用意したのが、実験用の革。
しかも、10cm×10cmにカットしたもの。気に入る色に染めるのに、何回染色を繰り返すか。それにより、革がどれだけ縮むかを確かめるためです。


そうやって染めたのがこれ。クラフト染料の空色です。
空になりそうにないです・・・。多分、5回ぐらい塗らないとダメなきがする・・・
ローパスバチックの方が、鮮やかに染まるんやろか・・・

実験は続きます。乞うご期待。

作っている途中でいろいろ変更してみた(ビジネス用2wayバッグ編・3)


革を裁つのは革包丁とばかり思っていましたが、今回の2wayビジネスバッグは今までの制作とは比べ物にならないぐらいにパーツが多いです。
これを粗裁ち(型紙通りに切り出す前に、少し大きめにサクッと切り出すこと)するのに便利だったのが、ハサミ。それも裁縫道具から引っ張り出した「裁ちばさみ」。



こいつが便利というか、サクサク切れます。そんなこんなでドンドン切り出していきます。


今回、パーツの切り出しに苦労したのが、丸ギリによる線引き。今回ヤフオクで競り落とした革はソフトレザーと呼ばれるものでした。革が柔らかいので、衣服やカバン作りに向いてるのですが、いかんせん柔らかい革なので丸ギリで引いた線が見えにくい・・・
あぁ、だから銀ペン(革用のペン。こすると線が消えるらしい)ってものがあるんだ。

色々初めてのことなので実験をいろいろ



こいつは、カバンの底につける底鋲。底は、革だけでなく底板を入れる予定なので、うまく止められるかをあらかじめ実験しておきました。うむ、大丈夫そう。


もう一つやっておきたかったのが、部分漉き。パーツがたくさん重なるところや、折り返しをするところを薄く漉いて厚みを減らす手法です。ご覧の通り、ガタガタ・・・どうやら革が柔らかいので余計に難しいようです。これはまた別の方法を考えなければならなさそうです。


こちらはマスキングテープ。底板の断面の角が革に擦れて革を痛めそうな気がしたので、保護用に買っておきました。こいつの意外な使い道が、革を重ねるところなどの印付けに活躍しました。丸ギリの線や穴を開けても見えにくいことが多かったので、結構活躍してくれました。


こちらが今回の目玉材料です。
そう、綿テープ。取手などすべて革で作るつもりだったのですが、どこか味気ないなと思っていたところ、手芸屋でたまたま見つけました。丈夫ですし扱いやすそうです。

2015年11月24日火曜日

ちょびーっとズレたけど、ようやく完成(Macbook Airカバー編・2完結編)


さて、前回はカバー前面にリンゴマークを作るところまででした。ここから、袋状に縫っていけばPCカバーとしては完成です。
上の写真は、カバー入り口。あえて革の端を使ってみました。写真で縫っているのが途中で空いているのは、ここに革のベロを差し込んでフタをするようにしています。


基本的には、これを袋状に縫うだけですが小さなマチをつけてみたいと思います。


マチの大きさは、MacBook Airの厚い部分に何度か合わせながら大きさを測って切り取ります。



マチを縫った部分と、コバの処理。
ソフトレザーなので、コバの処理はあんまりうまくいきません。毛羽立ちを抑えられたらいいな。程度にトコノールを塗って磨くのに加えてちょっと実験。
縫い糸用ワックスをゴシゴシ擦り込んで、ライターで軽く炙ってコーンスリッカーで磨きます。磨いたけれど、別にテカテカになるわけでもないし、ライターの火でちょっと革の色が変わったり。どこかのブログで、蜜蝋を溶かして擦り込むとか書いてあったんだけどな。ワックスとはまた違うかぁ・・・


いい感じに出来上がってきました。そう、写真の部分だけならね。
マチを縫う部分が、片方はうまくできましたが、もう片方はサイズを間違ったのか、ちょっと左右ゆがんでいます。ま、気にしない。気にしない。ヽ(´ー`)ノ


で、最後にフタの部分にベロを縫いつけようとしましたが、ソフトレザーのためベロの機能を果たさない!!急遽、厚めのヌメ革を貼り付けて補強。そもそもベロをどうつけるかも考えていなかったので、すんごい適当。
それでも、なんとかいい感じに出来上がりました。(写真で見えている範囲では。)




2015年11月23日月曜日

ちょ、型紙が自宅のプリンタで出力できひんやん!(ビジネス用2Wayバッグ編・2)


僕は皮細工の型紙は、Adobe Illustratorという印刷業界御用達のソフトを使って作成します。寸法通りに描画するのに向いているのと、何より慣れているので使い易いのです。
しかし、今回の制作は本体の大きさが、42cm×30cm。A3サイズですがな!
大きいと何が大変かって、自宅のプリンタでは出力できないんです。

普段は、できた図面を自宅のA4プリンタで厚紙に出力して、そのまま切り出します。
これが今回図面のサイズが最小でもA3サイズ。これでは、家で出力できません。コンビニでA3出力をしても、厚紙では出力できません。
そうなると、A3の普通紙で出力して厚紙に貼り付けて裁断するしかないですね・・・




で、普通紙・厚紙・のり・カッターを使って、型紙を作成。
しかし!厚紙に貼り付けて裁断してみるけど、サイズが狂ってる・・・おそらくは、のりで貼り付けた時に水分を吸って縮むんでしょうね(´・ω・`)

結局、手書きかよ!!!